昔々、といっても2019年3月14日のこと。
思い返せば、色々なことがあった。
ピコンと通知音が鳴る。
小説をともに学んだ同級生からだ。
『件名・舞踏会へのお誘い』
「シンデレラかよ」
学生時代から冗談が好きな奴だった。
なあ、今も書いてるか?おれはさ……
意地悪な継母、姉妹、
嫌な上司・同僚がいるわけでもない。
だが、同窓会には間に合いそうにない。
すでに壁の時計は正午を指していて。
誰もが皆、日々の忙しさに殺される。
-.-
──彼らに出会わなければ。
それは僕が綴る可能性もあった物語。
24時間、自分なりの〝かく〟を考え、
そして形にするクリエイター集団です。